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スタンダートとオリジナル

スタンダードは、ジャズミュージシャンにとってとても大切なものです。定番の歴史的アレンジ(イントロやエンディングやフレーズ)を勉強し、一定の枠組みの中でのアドリブソロで聴かす。スタンダードにはスタンダードになった理由があるわけで、それだけ素晴らしいメロディーなんですよね。1900年代初頭から脈々と受け継がれてきた素晴らしいものばかりです。ジャズライブシーンで最も多く演奏されるのは、1930年代のスイングからビバップ、モダンジャズだと感じます。クラシックと並ぶ、音楽の双璧としてのジャズ。先人ミュージシャン達の日々研鑽がジャズの地位を押し上げました。僕のラジオで9月から日本人ジャズアーティストたちの特集を中心に据えるようになって、スタンダートを絶対的に肯定しながらも、オリジナルの重要性も深く感じています。スタンダードのアレンジやソロからミュージシャンの人生や生き様を垣間見えます。しかし、オリジナルは、それ以上に、個性と人格を感じ、そのサウンドは作曲者そのものなんですよね。スタンダードをしっかりやった上で、キラリと光るオリジナルをやりたいものですね。時と場所を踏まえたバランス感覚が大切ですね。